岩手旅行- 遠野の貞任高原、残念無念の水芭蕉群落

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レンタカーをまる2日間借りている。前日は笛吹峠まで出かけた。せっかくなので、車でしか行けない貞任高原にまで足を運んでみようと思った。みちのくの英雄・安倍貞任にちなんだ名を持つ高原だ。観光パンフレットを見ると、「ミズバショウ群落」「ウィンドファーム」のイラストが描かれており、なにやら楽しそう。一昨年は八甲田山、昨年は月山で、高山植物を楽しんだ。大自然を目に焼き付けておきたくなった。

遠野観光地図・貞任高原

車のGPSで、目的地にミズバショウ群落を探してみたが登録はなかった。そこで「貞任高原」を目的地にして国道340号船より出発。しばらくなだらかな車道だったが、数キロ走ると険しい山道になった。対向車が来てもなんとかギリギリすれ違えるほど。

ミズバショウ群落、観光地図にも大きく掲載されているのだから、行き先案内板が現れるだろうとタカをくくっていたが、なかなか現れない。GPSの地図を見ても山の中なので道以外は空白になっている。それでも気にせず、ギアをLレンジに切り替えて山道を登っていくと、急に空が開けた。険しい山の上に開けた牧場があるとは!

遠くに風力発電の風車がいくつも見える。どうやらミズバショウ群落を通り過ぎてしまい、ウィンドファームまで来てしまったようだ。

貞任高原ウィンドファーム(遠野)
これら大型の風車は、釜石広域風力発電事業によるもので全部で43基も設置されている。民話の里の遠野から山を登りきると、近未来の風景が広がっており、本当に驚いた。牧場では肉牛、乳牛が飼育されているようだが、姿は見られなかった。

気を取り直して、来た道を引き返す。ミズバショウ群落の標識をじっくりと探しながら降りると、右手に小さな案内を発見した。そこからは未舗装の道路。しかもこのところの雨で相当ぬかるんでいる。

右に左に揺れながら、上がったり下がったりしながら、ようやくミズバショウ群落の入り口に到着。一応、駐車場らしい広場になっているが、草が茂り始めていた。

貞任高原水芭蕉群生地(遠野)
車を降りて、群生地の入り口を入る。群生地は木道が整備されているが、表面はコケむしておりヌルヌルして滑りやすい。足元に気をつけながら、先へ先へと進む。「ミズバショウの群生がそのうち見られるだろう」と期待しながら先へ急いだが、どこまで行っても湿った空気の沼沢が続くばかりだった。

貞任高原水芭蕉群生地(遠野)
帰宅後、わかったことだが、貞任高原のミズバショウの見頃は4月15日頃~4月25日頃とのこと。「夏が来れば思い出す、静かな尾瀬」という歌の影響で、私はミズバショウの見ごろは夏だとすっかり思い込んでいた。また、観光センターのスタッフに聞くと、ここ数年、シカが食べてしまい、以前のような群落が見られにくくなったらしい。

ミズバショウは諦めて山を降りた。1時間以上かけてここまで登ったのに残念無念。


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