文化に触れる時間は、小さな思考の旅でもあります。
本、映画、展覧会、音楽など、文化体験の記録と考察。単なる感想ではなく、作品が生まれた背景や思想にも目を向けながら、自分なりの視点で読み解きます。文化や芸術を通して社会や時代についても考えます。宇沢弘文と「見えないもの」の経済学―佐々木実『資本主義と闘った男』を読む
大学の社会人学友の勧めで、佐々木実『資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界』(2019)を読んだ。20世紀の経済学史を、経済学者・宇沢弘文の生涯を通じて描いた、読み応えのある評伝である。 これまで宇沢弘文といえば、私の中では、水俣病 ...
都筑学『心理学論文の読み方』書評―読むとは思考をたどること
「論文の書き方」をテーマにした入門書は多い。大学においても「学術的文章の作成」という科目 ...
映画『嵐が丘』2026年版と『テス』を比較する―美しさと暴力の間で
文学『嵐が丘』と映画化の現在地 エミリー・ブロンテ著、鴻巣友季子訳『嵐が丘』 エミリー・ ...
《赤倉の学堂》にみる記憶の再現性と仮構性—芸術による地域アイデンティティの構築
《赤倉の学堂》2018年は校庭の端に設置されていた はじめに 地方において開催される芸術 ...
Chim↑Pom『芸術実行犯』―社会に介入するアートのかたち
アーティスト集団・Chim↑Pom(チンポム・2012)の著書『芸術実行犯』を読んだ。現 ...
感想/藤野可織の芥川賞小説『爪と目』
『爪と目』については、Amazonのレビューや書評サイトで「ホラー小説」「怖い物語」といっ ...
感想/古川真人の芥川賞小説『背高泡立草』
2020年、第162回芥川賞受賞作『背高泡立草』。Amazonのレビューを見ると今ひとつ評 ...
感想/庄野潤三『プールサイド小景』(芥川賞小説)
短編10作を読んで後、受賞作へ 庄野潤三氏の短編小説『プールサイド小景』は1954年下半期 ...
感想/山下澄人の芥川賞小説『しんせかい』
芥川賞を受賞した小説を読み始めて、ちょうど50作目。2020年4月に文庫本が電子書籍化され ...