感想/村上龍『限りなく透明に近いブルー』

2014年8月1日

村上龍『限りなく透明に近いブルー』新装版 限りなく透明に近いブルー(講談社文庫)
著者/村上龍
発行/講談社

言わずと知れた村上龍のデビュー作。1976年5月、「群像」6月号で群像新人賞を受賞。その後、芥川賞受賞。この作品が世に出てちょうど30年になるのですね。

高校生のとき、「限りなく透明に近いブルー」というさわやかなタイトルに魅かれ、この小説を買ったものの、内容はドラッグと暴行と乱交パーティーの物語でドン引き。筋書きも何もわけがわからん、といった印象でした。

福生(ふっさ)という街の読み方も関西出身者にはわからず、勝手に「ふくお」と誤読していました。とにかく、関西人の私には身近に米軍キャンプがないため、この小説のバックボーンはどうしても理解しづらく、とんでもない町がこの日本にあるものだ、と、ただただ驚愕。

“1970年代のカウンターカルチャー”にタイムトリップするには、いい小説です。