書評・感想文

吉本ばななの小説は、昨年秋に読んだ『ハードボイルド/ハードラック』以来。本書は 2011年刊行なので、私が読んだ中では一番最近の作品となる。彼女の作品には、しばしば死者、幽霊、臨死体験が描かれている。内容はかなりオカルトなのに、彼女ならでは ...

書評・感想文

著者が芥川賞を受賞した1980年代半ば、“陰のある美しい中年女性”という雰囲気のポートレートに惹かれ、ずっと気になる作家ではあった。数年前、映画化された『透光の樹』は観たが、小説を読むのは初めてだ。現在68歳とは! まぁ、当時10代の私が5 ...

書評・感想文

健さん遺作、映画『あなたへ』を見損ねた。彼の表紙に惹かれ、電子書籍でダウンロードした。 この小説、Amazonのレビューでは高い評価がついているが、私は今一歩のめり込むものがなかった。著者の森沢氏は「映画の尺ではどうしても表現しきれない部分 ...

書評・感想文

昨年から、小説は過去の芥川賞受賞作ばかり読んでいる。手当たり次第読むにも、なんらかの選択基準があった方が買いやすい。特に電子書籍の場合は。というわけで、深く考えることなく2007年の第136回芥川龍之介賞、『ひとり日和』をダウンロード。 1 ...

書評・感想文

せっかく年末年始9連休もあるので、昨年読んだ本の読書感想文でも書こうかと思っていたけれど、あっという間に最終日になってしまいました。記録としてリストにしておきます。 芥川賞受賞作を集中的に読んだのが、昨年の特徴でした。★印の作品は私の「特選 ...

書評・感想文

きれぎれ(文春文庫) 著者/町田康 発行/文藝春秋 第123回(2000年度上半期)芥川賞受賞作。大阪生まれ、パンク歌手・詩人・俳優でもある町田康によるハチャメチャ小説。 小金持ちのぐうたら息子で絵描きの主人公の趣味はランパブ通い。浪費家で ...