「ポスト・ブログ」のメディアの形を考える

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活字
ブログは、今、インターネットビジネスでもっとも旬のテーマだと思います。私の職場でも何かと話題になっており、今日も、あるエンジニアと居酒屋で飲みながら、終電近くまでいろいろと議論しました。ただ、ブログというインターネットメディアのスタイルよりも、メディアを支えるテクノロジーの変化が話の中心でした。

メディアを支えるテクノロジーの変化とは、これまでのHTMLベースからXMLベースに「情報の持ち方」が移行しつつあること。出版・印刷でいえば、活版から写真植字への移行、電算写植(CTSシステム)からDTPへの移行に近いものを感じます。

1990年代初め、私が編集者としてデビューしたての頃、カタログや情報誌編集において、ワープロベースで仕上げたテキストファイルを専用回線で入稿するCTSシステムが脚光を浴びていました。今から思えば、その後のDTPに比べると、表現力や拡張性においてまだまだ使い勝手の悪いものでした。

今のブログツールを使っていると、表現力の限定や使い心地が、当時のCTSシステムに近いものを感じます。今後は、ブログ以外にも、XMLをベースにしたさまざまなスタイルのインターネットメディアが現れると思います。

例えば、今、私はiTuneであらかじめCDからオーディオファイルに変換した音楽を聴きながら、この文章を書いています。すでに、十数枚のCDをiTuneにより変換済みで、お気に入りの音楽のリストも作っています。

このリストをXMLをベースにした簡易データベースとして、そのままインターネット上にアップすれば、「Asanaoのお気に入り音楽リスト」というパーソナルメディアができあがるのでは。あとは、トラックバック機能により、お気に入り音楽リスト同士が連携できるようにすれば、好きな趣向を持つもの同士の緩やかなコミュニティができあがります。

クラシック音楽やジャズファンは、このパーソナルメディアに飛びつくのではないでしょうか。

以前、ニフティの二大フォーラムが、クラシック音楽フォーラムと鉄道フォーラムだという話を耳にしたことがありました。CDのタイトルや曲目にコメントを書き込むことができれば、「ブラームスの交響曲第一番」というテーマに対して、「カール・ベーム指揮のウィーンフィルが一番」「いや、ロイヤル・コンセルトヘボウだ」「やっぱり朝比奈が一番だ」というような熱い議論が交されることが容易に想像できます。

パーソナルメディアの行方が楽しみです。