「おまけのイタリアンパセリ」が花壇の主に

昨年6月、野菜を植えようと、シソと枝豆の苗を通販で注文したら、おまけにイタリアンパセリの苗が一つ付いてきた。

パセリはすでにずいぶんと根が伸びきっており、このままだと廃棄処分だったのだろうか。手書きの「おまけです」という札が温かみがあってうれしかった。

で、冬を前にして、シソも枝豆も枯れてしまったけれど、イタリアンパセリは、冬、雪に埋もれてもしぶとく一つだけ生き残っていた。調べると、イタリアンパセリは二年草で、二年目の初夏に開花すると。案の定、三日ほど前、小さな白い花が咲いていた。

一年間の成長を振り返ると、たくましい「草魂」を感じる。

以下、その足跡。

2015年9月19日。右下がイタリアンパセリ。周囲のシソに圧倒されている。

2016年1月30日。雪が解けた後。雪の重みのため、地面にぺっちゃんこにくっついている。

左/2016年3月13日。春になり、真ん中がむくっと起き上がってきた。右/2016年5月14日。茎の成長が目覚ましい。高さ1メートル強に。

2016年5月21日。ついに開花。高さは1.2メートルに。ペチュニアの花よりも目立つ。庭の主役になった。

二年草。二年を過ぎると、この後、どうなるんだろう。