生品神社で新田義貞とゲバラ、カストロを想う

生品神社

群馬県太田市にある生品神社を訪問しました。この神社は、鎌倉時代末期の武将、新田義貞が、鎌倉攻めに挙兵した場所。

新田義貞は、足利尊氏、楠正成に比べると今ひとつ地味な存在ですが、1333年5月8日、生品神社の挙兵から、5月22日の鎌倉幕府滅亡まで、彼はドラマチックな15日間の主役を演じました。一時の光彩、私はどこか気になる存在です。

彼が、生品神社で挙兵した際、集まった軍勢はたった150騎といわれています。150騎で鎌倉幕府軍に立ち向かったのですから、神社境内で思いを巡らすに、もうやけっぱちな気分だったのではないでしょうか。しかし、150騎は最初のこぶし大の雪、みるみる間に軍勢は数千に膨れ上がり、時勢に乗った義貞軍は雪崩のように、わずか15日間で鎌倉になだれ込みます。

生品神社

ゲバラとカストロが、たった12人でキューバの山岳地帯で武装闘争を開始し、3年間でバティスタ政権を倒したのと“時勢”という共通点を感じます。群馬県の片田舎で、キューバ革命に思いを馳せた日曜の午後でした。


ブログランキングに参加しています。読んだらこちら(にほんブログ村へ)をクリックいただけないでしょうか。励みになります。