ショカツサイが満開の「新河岸川斜面林ふるさとの森」

桜のシーズンがほぼ終了した新河岸川、川越市蓮光寺前の桜並木。川を挟んだふじみ野市「新河岸川斜面林ふるさとの森」付近ではショカツサイ(諸葛菜)が満開に。川岸を紫色に染めている。

ショカツサイ(新河岸川)

毎年4月上旬は、ショカツサイの花が咲き誇るが、年を追うごとにショカツサイ群落の面積が広くなっている印象を持つ。今年は右岸をほぼ覆い尽くしてしまった。

新河岸川の左岸(川越市側)に比べると日当たりは今ひとつ。日が差さないので昼間でも気温が上がらず、土壌の湿度は高い。ショカツサイは日当たりが悪い場所でも元気に生育するので、この川岸では競合する草花がいないのかもしれない。

ショカツサイ(新河岸川)

ショカツサイは、三国志の諸葛亮が出陣した兵士の野菜不足を補うために、先々でこの種子を蒔き、収穫しながら進軍したという伝説が名前の由来。オオアラセイトウ(大紫羅欄花)や、ムラサキハナナ(紫花菜)のほか、 葉の形が大根に似ているのでハナダイコン(花大根)とも呼ばれる。

原産地は中国。中国北部では三国志の伝説と同じく野菜として栽培され、種子からはアブラナのように油をが採取可能。日本に江戸時代に輸入され栽培されたものが野生化。全国に広がったらしい。

ホームセンターではショカツサイの種が販売されているが、私の場合、わざわざ自宅で栽培せずとも、この川辺の群落を散歩するので十分だ。

Googleマップで新河岸川斜面林ふるさとの森の場所を確認


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