川越の田んぼ、水入れ・水張りが始まる

川越市の東側、荒川と新河岸川に挟まれたエリアは広大な田んぼが広がっています。関東ローム層が広がる関東平野は畑作のイメージがありますが、古来、荒川が氾濫した流域周辺は稲作が盛んです。私の住む地域はそんな水田エリアです。

今朝、仕事前の散歩に出かけたら、ポンプから勢いよく水が流れ出る音が聞こえてきました。

水入れのポンプ

ポンプは大量の水を吐き出し、水流が地面に太い茶色の線を描いて田んぼに流れ込んでいました。

田んぼの水入れ

そうか。田植えのシーズンか。田植え前の「水入れ」「水張り」をしているのですね。

ポンプからは大量の水が吐き出されていますが、田んぼは広く、なかなか満たされそうにありません。

農林水産省の公式サイトを見ると「水田10アール当たりの用水量は1,000~1,400キロリットル」とありました。この田んぼ、ざっと50メートル四方はありそうなので広さ25アールと考えると、2,500キロリットルの水が必要のようです。重さ2.5トン。

2.5トンの水が汲み上げられ、田んぼに水が満たされるまで、ずいぶんと時間がかかりそう。

5時間後の13時すぎ、お昼休みに再び様子を見に行きました。

田んぼの水入れ

1枚目は水が薄く満たされ、2枚目の田んぼに水が流れ込み始めています。この調子だと、完全に水が満たされるのは日暮れ時になりそう。

たった2枚の田んぼでもこれほど大量の水が必要なので、荒川流域のすべての田んぼを満たすには、どれくらいの水が必要なのでしょう。気が遠くなりそう。

サイト「クボタのたんぼ」にこのような記載がありました。

日本の水田の面積は約280万ヘクタール。整備された田んぼ140万ヘクタールには30cm、未整備の田んぼ140万ヘクタールに10cmの貯水能力があるとすると、60億トンの水を溜めることができます。これは現在、日本にある洪水調節ダム(300カ所以上)の約4倍の能力をもっています。

クボタの田んぼ

桁が大きすぎてイメージがつきませんが、水田が大量の水を抱え込むことで、洪水の被害を未然に防いでいることは理解できました。

水が張られたばかりの田んぼで、ムクドリが気持ちよさそうに水浴びしていました。

ムクドリの水浴び

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