早稲田大学 eスクール 2027年度パンフレットと公式動画に出演しました
早稲田大学 人間科学部 eスクール(通信教育課程)の2027年度入学案内パンフレットと、YouTube公式チャンネルに「在学生の声」として掲載・出演しました。
事務局から出演のお話をいただいたとき、「もっと若くて勢いのあるビジネスパーソンの方が適任ではないでしょうか」と率直に申し上げました。すると返ってきた答えは「eスクールのコアは50代なので」という言葉に、なるほどと思いました。
近年は「リカレント教育」という言葉を耳にする機会が増えましたが、eスクールには、仕事や家庭でさまざまな経験を積み、その上で改めて学問に向き合おうとする社会人が数多く在籍しています。私自身も、その一人です。
パンフレットでは、なぜ60歳を前に再び大学で学ぶことを選んだのかについてコメントしました。
メディアの世界で30年以上、雑誌や書籍の編集、インターネットメディアの運営に携わってきました。来年に定年退職を控えた今、再び大学で学ぶことを決めたのは、情報の真偽を瞬時に判断する強い危機感があったからです。「なぜ人はフェイク情報を信じてしまうのか」という人間認知の仕組みを探求したいと考え、eスクールの門を叩きました。当初はビジネススクールも考えましたが、原点の学問の中で広範に取り組むために、人間の心理の根本を学問として捉え直したいという思いが決め手となりました。
大学の講義はすばらしく刺激的ですが、なかでも印象的なのは音楽ライブや映画、芸術作品など、なぜ人の心が動くのか、それを裏付けるデータや理論から紐解くアプローチで、これまでにない新たな視点を教えてもらいました。また、eスクールには医療や教育、スポーツなど多様な背景を持つ同窓が集まっています。彼らとの対話は、物事を論理的に捉える視点を与えてくれます。
仕事と学修の両立には覚悟が必要です。でも、経験や知識は放っておけば劣化してしまう。人生100年時代だからこそ、学びによって知識をアップデートし続けることが、これからの人生における大切な資産になると信じています。
ちなみに、今回の撮影で久しぶりにきちんと写真を撮っていただきました。普段は自分の写真を見る機会がほとんどありませんが、出来上がった写真を見て、「ずいぶんシニアになったなあ」と驚きました。もっとも、それもまた現在の自分なのでしょう。
年齢を重ねたからこそ積み重ねられる経験があり、その経験を学問によってもう一度磨き直すことができる。そのことを、このeスクールでの日々を通じて実感しています。もし同世代で、「今さら大学なんて」と迷っている方がいるなら、私は「思っている以上に面白いですよ」とお伝えしたいと思います。