千葉県の「辺境」関宿、利根川・江戸川合流点を歩いた

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10代の頃から「辺境」に強い憧れがある。大学生になって、チベット、カラコルム、内モンゴル、アジアのさまざまな辺境に出かけた。沢木耕太郎の『深夜特急』の影響もあるが、単純に「端っこ好き」なのだと思う。

今でも、海外の辺境を旅したいと思う。だけど、長い休暇は取れないし、子どもが大学生になって経済的な余裕もない。せめてもとゴールデンウィークに、息子を連れて首都圏の「身近な辺境」を探して出かけた。私が住む埼玉県のお隣、千葉県の端っこだ。

開通したばかりの圏央道でアクセス

千葉県は大まかに3つの端っこによって描くことができる。北東の端「犬吠埼」、南の端「館山」、北西の端「関宿(せきやど)」だ。

3つの中では犬吠埼と館山は観光地として知られている。ところが野田市にある関宿は今ひとつ存在感が薄い。チーバくんの長くて 黒い鼻の先だ。どうして鼻が長いのか? それは千葉県は利根川と江戸川が県境になっているからだ。関宿は埼玉県、茨城県が接する“県境所在地”といえる。

千葉県・関宿地図

千葉県のゆるキャラ・チーバくん。黒い鼻が関宿の場所


最近、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の桶川北本ICから東側が開通。茨城県の境古河ICまでぐっと東に延びた。ゴールデンウィークにクルマで遠出すると、関越道と東北道が大渋滞するのは目に見えている。渋滞なしに遠出できる場所は? そう考えて関宿に注目した。

実際、川島ICから五霞ICまで30分。五霞IC から関宿までは10分ほど。 あっという間に「辺境」に着いた。

圏央道地図
関宿城博物館の駐車場にクルマを駐めて、端っこを目指した。地図で見ると関宿城は十分に端っこに位置している。だが、ここから利根川・江戸川分岐点までは約1キロほどある。

関宿城博物館

道は砂場になり、陥没し、やがてなくなった

関宿城博物館に面した、緑の芝生がまぶしい「関宿にこにこ水辺公園」を北に出ると、雑草が生い茂る荒れ地。工事車両用の砂利道が続いている。「辺境」への道にふさわしい趣だ。

砂利道を数百メートル行くと、途中でさらさらの砂に埋もれてしまった。公園の砂場を歩くよう。スニーカーの中に砂が紛れ込む。

関宿の辺境
ようやく砂場を抜けると、道路はところどころ、高さ1メートル以上陥没している。爆撃を受けたみたいだ。どうやら雨で氾濫した際、道が流されてしまったみたい。もし、今、利根川が洪水になると?なんて想像すると、冷や汗をかきそうに。幸い晴天、風はのどかだったけれど。

関宿の辺境
そのうち、いつの間にやら道はなくなり、雑草の荒れ地となった。その先に川が見えていた。利根川・江戸川の分岐点だ。

利根川・江戸川の分岐点
荒地を抜けると、消波ブロックが積まれていた。ここが千葉県のドン突き。滔々とした利根川の流れの先に、開通したばかりの圏央道が見えた。

利根川・江戸川の分岐点
ぴちゃぴちゃとした小さな波の音だけが聞こえる。

振り返ると、右手に江戸川が左手に利根川が流れ、「端っこ」を実感できた。

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利根川・江戸川の分岐点

関宿城博物館からは距離1キロ程度。なのに、砂場や荒れ地を歩行するのに苦戦して片道20分程度かかった。往復1時間の辺境の旅だった。

次は群馬県の東南端「館林」のドン突き、利根川・渡良瀬川の合流点を目指したいと思っている。

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