自作『中欧~ヨーロッパの「ハート」が熱い』について

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中欧~ヨーロッパの「ハート」が熱い中欧-ハンガリー、ポーランド、チェコ、スロバキア~ヨーロッパの「ハート」が熱い(ヨーロッパ・カルチャーガイド)
編集/ヨーロッパ・カルチャーガイド編集室
発行/トラベルジャーナル

最近、私の部署のスタッフが2人、チェコへ休暇に出かけました。どうも女子の間で、プラハがキテるらしいです。

チェコといえば、結構うるさいです。私は、80年代からの東欧ファンなのです。にわかファンでない証拠に、1998年にとある掲示板に書き込んだコメントが今でも残っています(このコメント、いつまで経ってもWeb検索で表示されるので、とても恥ずかしいです)。

8年ほど前には、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ポーランドのサブカルチャーガイドを作りました。早すぎた。シリーズとはいえ、ヨーロッパの北関東、栃木、群馬、茨城のサブカルチャーガイドみたいな企画ですから、今、思えば無謀でした。しかしながら、競合書籍がないため、それなりに売れました。今は絶版になり、アマゾンではユーズドで取引されています。ユーズドで取引される、自分が編集した書籍を見るのは、やっぱりつらいです。

さて、チェコのテーマを読み直しすと、なかなか面白いラインナップです(自分で言うなよ)。

● 「壁崩壊」後の中欧ジプシー事情
● チェコを背負う哲人宰相ハベルの履歴書
● 中欧ポピュラーミュージックの50〜90年代
● チェコの人形アニメの素晴らしさ
● チェコ人はホッケースティックを持って生まれてくる
● 性風俗産業「最前線レポート」
● ジプシー楽団とクレズマーの魅力
● ボヘミアングラスを知るための短期講座
● プラハに見るチェコ近代建築の魅力
● チェコこそ世界一のビール大国である
● チェコの師走料理は何を置いても「鯉料理」
● ビロード革命後のプラハの女性たち
● ザトベックとチャスラフスカを知っていますか?
● メイド・イン・チェコの底力

改訂版を作りたくなってきました。

ところで、この本には一つ思い出があります。チェコの人形アニメの魅力を、日本に紹介し続けた柏三平さんに、人形アニメと映画会社「トルンカ」の項を執筆いただいたのですが、ちょうど初稿時、交通事故で亡くなられたのです。著者を亡くすというのは、編集者として初めての経験。ほんの数日前まで、思い込みの激しい柏さんの原稿を、初心者向けに噛み砕いて表現するため、電話で何度も修正依頼をお願いしていただけに、とてもショックでした。

柏さんの追悼式はチェコ大使館で、大使臨席のもと、行われました。出版関係者で参列したのは、私と加瀬昌男草思社会長(当時は社長)。出版業界のヒーローとヒラの編集者である私、あまりにも不釣り合いで、恐縮したのを覚えています。

とにもかくにも、思い入れのつまった本です。