感想/ガイドブック『親鸞読み解き事典』

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親鸞読み解き事典親鸞読み解き事典
著者/林智康、嵩満也、安藤章仁、相馬一意、岡村喜史、山本浩信
発行/柏書房

表紙と書名からは、浄土真宗の開祖親鸞のガイドブッグに見えますが、内容は、浄土真宗全般のガイドブックです。「親鸞の教え、真宗の歴史」「親鸞ゆかりの地ガイド」「親鸞研究、文学、歴史」「用語集」という四部構成になっています。

面白かったのが、「世界的視野から親鸞を見る」という章。明治維新以後のアジア、北米等、世界への開教について述べられています。

1875年の江華島事件をきっかけに朝鮮半島で増加した日本人軍属、居留民向けの開教活動と、韓国内の親日的な独立党支援。巨額な出費により西本願寺の財政を傾けた、3回にわたる中央アジア、チベットへの大谷探検隊の探査。ハワイ移民と西本願寺のハワイ開教、日系人子弟教育、英語伝導といった浄土真宗の近代化。浄土真宗という「鏡」による日本近代史への照射は、とても新鮮でした。

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