庄内旅行- 羽黒の宿坊街に宿泊、夜の五重塔へ

2023年4月15日

羽黒・宿坊街

出羽三山のトレッキングを終え、この日は羽黒山ふもと、「手向(とうげ)」という宿坊街にある旅館「羽黒館」に宿泊。

この旅で初めて、旅館気分を満喫

観光地図で見ると、手向の通りには宿坊がズラリと並んでいるので繁華な印象を持っていたが、温泉旅館街とはまったく違った粛然とした町並みだった。それぞれ「東林坊」「宮田坊」のように“坊”という名が付き、しめ縄を渡らせた立派な門構えの宿坊には、思わず宿に向かう足を停めて見入ってしまった。

羽黒・宿坊街

出羽神社の神域への入り口、随神門から10数分歩いて、羽黒館に到着した。1963年まで営まれていた月山7号目の合清水小屋、そこの小屋主もしていた由緒ある旅館らしい。

羽黒館

8畳の和室に通してもらい、とにかく身体の汗が気持ちが悪いのでまずはお風呂へ。それから三日間できなかった衣服を洗うため、洗濯機を貸してもらった。

その後、18時30分から夕食。今回の庄内旅行で「これぞ旅館の味わい!」というのは初めて。地の味覚があふれたお膳で、お腹いっぱいになった。

羽黒館の夕食

夕食後、宿の主人から、夜9時30分まで国宝の五重塔がライトアップされていることを知り、散歩がてらでかけてみることに。2014年は6月14日(土)~9月13日(土)の期間開催。昨年、好評かつJR東日本の「山形日和」キャンペーンもあることから、光の量を増やして、今年も行われることになったという。

神々しき夜の国宝・五重塔

外に出ると小雨が降っていた。宿で傘を借りて随神門へ。協力金が1人300円ということだが500円を渡して、観光協会のスタッフらしい女性から提灯をもらい、暗い境内へと足を進めた。

羽黒山随神門・提灯

境内の道沿いにライトが点けられているが、相当暗いことには変わりがない。前を進む参拝客の提灯の光りがチロチロと灯り、なかなかいい風情を醸し出している。

雨に濡れた赤い「祓川神橋」もほのかな光が反射して、時代劇のワンシーンのようだった。

羽黒山・祓川神橋

祓川神橋から3分ほど歩くと、左手に白く輝く国宝・五重塔が目に入った。午後に見た昼間の表情とはまったく違った神々しさに息を飲んだ。

羽黒山・夜の五重塔

これだけの大きさの塔を白く照らすのは、かなりの光量が必要と思われる。大晦日、NHKの番組「ゆく年くる年」もこれと同じくらい、いやそれ光量で照らしているんだろうな。

闇夜の空にそそり立つ五重塔の姿は、どれほど見ていても飽きなかった。

羽黒山・夜の五重塔

30分近く五重塔を眺めて宿に帰った。

翌朝は7時に起きて、7時30分から朝食。またも「これぞ旅館の味わい!」という朝食でお腹いっぱいに。

羽黒館の朝食

8時22分、羽黒荒町バス停発、鶴岡駅方面行きのバスに乗るべく8時すぎに宿をチェックアウトした。

ところで、手向の家々には、日本のどこの地方でも見たことのない巨大なしめ縄が飾られている。羽黒館の主人にこのしめ縄について訊ねたところ、大晦日に行われる出羽神社の「松例祭」という特殊神事で使用される太い綱で、祭り終了後に家々に配られてしめ縄にするという。

手向のしめ縄

松例祭は「日本三大火祭」の一つとされている。祭りの模様は出羽三山神社公式ホームページ「松例祭」で見られる。


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