感想/映画『GODZILLA ゴジラ』2014年ハリウッド版

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ハリウッド版映画『GODZILLA ゴジラ』を観た。前作『ゴジラ・ファイナル・ウォーズ』は2004年公開。もう10年も前になるのか。前回と同じく息子が行きたいとねだるので、観に行った。

映画『ゴジラ・ファイナル・ウォーズ』の感想(2004/12/6)

映画自体は「ゴジラ50周年祭り」といった感じ。これまでのいろんな怪獣が出てきた総集編。従って、最初から最後までアクションばかり、集中力のない作品でした。まあ、お祭り作品と割り切れば、楽しめます。

ただ一つ、キース・エマーソンの音楽は、とびきりよかったです。プログレッシブロックをベースにしたゴジラは、新しく感じた。伊福部昭をキースが弾くなんて最高です。ラストも重厚長大、荘厳な音楽。映像よりも、音楽ばかりに気を取られましたです。

前作は、キース・エマーソンの壮大な音楽だけ覚えている。ひどい映画だった。興行収入は12億6,000万円という結果となり、観客動員数も歴代ゴジラ28作品中ワースト3位の100万人。興行的にも失敗作だったようだ。

映画『ゴジラ』
さて、今回の作品。結論を言うと失望が大きい。

まず、大前提として「1950年代の米ソの核実験はゴジラを殲滅するためのものだった」という“正当化”が、そもそもこの映画の原点を覆しているのでは?という点。これは「原子爆弾が第二次大戦を終了させるのに寄与した」という戦勝国の論理だ。ここに違和感を持った。

それから、「マッチョな主人公をめぐる家族愛」という、ある種のハリウッド映画の定型フォーマットに準じた部分が、あまたあるSF映画の一つに成り下がったようでがっかりだった。

重要な役柄の渡辺謙も『ラストサムライ』に比べると今ひとつ重みに欠けるし、米艦隊の提督に進言するシーンで広島の被爆時間で止まった時計を出す意味もよくわからなかった。

あと、ゴジラの敵「ムート-」という巨大生物。カマキリなのか、ナナフシなのか、よくわからないフォルムが「うーん」だった。空中を飛行では平成ガメラのギャオス、フォルムでは同じくレギオンの方が悪役の存在感があった。

やはり、昭和生まれの私にとって、怪獣映画はMade in Japanじゃないと心躍らないようだ。

ぴあ映画生活『GODZILLA ゴジラ』