染谷昌利著『ブログ飯』の感想、そして反省

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染谷昌利『ブログ飯』10年前、「エキサイトブログ」の立ち上げに関わり、マイペースで自分のブログを更新してきた。

ブログを始めた2004年頃の記事を読み返してみると、気合の入った論評もあればTwitterような単なるつぶやきもある。エキサイトブログからの引っ越しがてら、過去記事を読み返すと、10年その時々で内容も文体も文量もずいぶんと変わっている。

ブログを始めて数年間は、記事を読んでもらう人を意識して「です、ます調」で書いていた。が、途中から何だか自己修飾(?)しているようなもどかしさがあり、読み手を意識せずに「だ、である調」で書くようになった。内容も、この一年ほど趣味のガーデニング日記と化している。実家の肉親に近況報告をする程度の気楽さだ。

いっそ「編集者」という職業名を入れず、ただの「Asanao日記」というタイトルに変えようかと思った時期もあった。しかし、10年続けた思い入れのあるブログタイトルなので、ずるずるとそのままにしてあった。

前置きが長くなった。染谷昌利著の『ブログ飯』だ。

半年ほど前、コグレマサト氏とするぷ氏共著の『必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意』を楽天ブックスで買ったためか、うんざりするくらいいろんなサイトのディスプレイ広告で染谷氏の『ブログ飯』レコメンドされた。

私自身、ブログで食べていくつもりはないので、ずっと放置していたが、数日前、楽天ブックスから期間限定のクーポンが届いたのでつい電子書籍で買ってみた。ちょうどこの独自ドメインのブログに引っ越ししたばかりだし、何かの参考になるのでは、と。で、一晩で一気に読んでしまった。

この本には、アフィリエイトやアドセンス等、ブログで稼いでいくための具体的なノウハウは書かれていない。その手のノウハウはGoogleのアルゴリズムやAmazonのアフィリエイトの料率が変われば、一気に陳腐化してしまうものだ。

しかし、私にとって久しぶりにブログに書評でも書いてみようかと思えるほどの価値が、この本にはあった。それは、私がいつの頃かあいまいになってしまった「読者のため」という編集者の志だ。

自分にしかない個性でもって、有益な情報を読み手に提供する

この本の要諦は以上。

「とはいえ、ブログで飯を食べていくのは容易じゃないよ」。この本を読んだ多くのブロガーの感想はたいていこんなところだろう。

しかし、私にとっては、「有益な何かを伝えたい」「役に立ちたい」という、メディアサービスの精神と姿勢について、頭をコツンと殴られたような気づきがあった。

なので、ブロガーはもちろん、ライター、編集者といった「書くことを生活の糧にしている人」に、ぜひ呼んでほしい一冊だ。

読み手の存在を意識すること。私は、この本を読んでブログに対するスタンスをちょっと変えようか、いや変えるべきだろう、と反省した。

著者公式ブログ