中国語タイポグラフィでの「ひらがな」の効用

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ひらかな中国の雑誌を読んでいると、「ひらがな」の入った言葉をあしらった広告に、時折眼が留まります。「夏の涼」とか「美しい故郷」とか、中にはどう考えても本論と関係がないような言葉もあって不思議に思っていました。最近、ある中国の編集者と話をするきっかけがあり、ようやくなぞが解けました。

「中国語って漢字だけなので、どうしても堅苦しい文字ヅラになるんですよ。で、デザイナーがソフトなイメージを出したいとき、思わずひらかなを使いたくなるんです」

なるほど。これは、日本のグラフィックデザイナーが深い意味はなく、見出し周りにアルファベットを添えたがるのと同じようなものでしょうか。

そういう視点で考えると、香港や台湾の新聞で、見出しに写研のナール系モリサワのじゅん系に似た丸ゴシックの書体が多いのもうなずけます。漢字だけの字面というのは、かなりいかめしい感じがします。そこを少しでもソフトにするために、丸ゴシックを使用するのかもしれません。

私は、社会面の「一家惨殺」なんて記事に丸ゴシックというのは、かなり違和感があるのですが。